エンジン式からバッテリー式へ世代交代

歴戦の相棒

 15年前にトステムビバで9800円で購入した草刈機、畑や庭の草刈りに欠かせない存在だったのだけれど、3年前にシャフトが真っ二つに折れたものを修理してダマしダマし使い続けてきた。

草刈りの範囲は広大

 草刈りする範囲は優に1,000坪はある。
 緑色の畑以外は草刈りしなくても別にいいんだけれど、放置すると最終的には高さ5mにもなる笹竹が蔓延ることになり、景観や通風に極めて悪影響がある。
 家の北側は7年前の入居当時杉林だったのだけれど、地主さんが5年前に伐採し、その跡地を私が購入した。北側が更地になったとたん、谷間にあってジメジメしていた我が家の通風が良くなって部屋がだいぶカラッとし、悩まされていたカビの発生も激減。果樹でも植えようかと思っていたけれど、それ以来草を刈って裸地をキープし続けている。
 
 草刈りは家屋の保全のためにも必要だし、いくら自然の中での暮らしが好きとはいえ、やっぱり草ボウボウよりは刈り込んであったほうが気分も良くなる。
 

曲がったシャフトは元には戻らない

 パイプにまとわりついたつる草をいちいちエンジン止めて取り除くのが面倒で力任せに振り回していたら、パイプが折れて中にあるシャフトが曲がってしまった。
 新品シャフトに交換するべきだけど、10年以上前の9,800円の安物に数千円の部品代を掛ける気もしない。できるだけ真っすぐに直したつもりだけれど、当然きっちり芯が出るわけはない。微妙なずれが摩擦となって、15分位運転しているとパイプが熱くなるようになってしまった。

 熱を持った状態で長時間運転は機械を痛めると思い、面倒でも他の作業を上手く挟んで休み休み草刈りするようにして、2シーズンは特にトラブルもなく乗り切ることができた。
 

麻薬に頼るとロクなことがない

 今更ではあるけれど三国志 Three Kingdomsが面白くて、先月から毎晩1話ずつYouTubeで観ているんだけれど、関羽が兵をなぎ倒す様がかっこよすぎて、草刈り中に思い出して「青龍偃月刀をくらえー!」ススキを兵に見立て草刈り機を中二病全開で振り回していたら、アドレナリンが脳内に充満して楽しくなり1時間くらい連続使用してしまった。

 その日は草刈りが捗って良かった、などと思っていたのだけれど、後日草刈り機を再始動すると異音がする。やがてエンジンの回転を上げても段々とチップソーが回転しなくなってきた。

クラッチハウジングを開けると

 遠心クラッチのベアリングが焼き付いて中の玉が飛び出してしまい、プラスチック製のハウジングが熱で溶けている・・・。

 微妙に曲がっていて回転抵抗のあるシャフトが連続運転で高熱を持ち、ベアリングに熱伝導してグリスが焼け、オシャカになったと思われる。

ベアリング取り外し

 ベアリングは強く握ればなんとかギシギシ回るけれど、もう使い物にならない。とりあえずベアリングを外す。
 ベアリングは完全に崩壊してる、なかの玉はどこ行った・・・。

 型番6201ZZ、モノタロウで129円だったけど、3500円買い物しないと送料無料にならないので、1個でも送料無料のミスミから208円で新品のベアリングを購入。

ハウジングのスペーサーを作る

 熱くなったベアリングがクラッチハウジングケースをドロドロに溶かし、ベアリングが収まるスペースが広がってしまって、ベアリングをはめてもユルユルなので、ベアリングの外径32mmと同じ内径の水道管VPソケットを旋盤で加工。
 ピッタリはまった。ガタはほとんどないけど芯が出ているかどうかは知らない。
 この草刈機は9800円なのでハウジングは樹脂製だけど、20,000円以上する高耐久の草刈機は金属製。樹脂製のほうが軽くて取り回しはいいけれど、ベアリングが焼き付いたら即アウト。たった100円ちょいのベアリングのために草刈機の買い替えを余儀なくされる。
 安物草刈機での長時間連続運転は避けるべきだろう。

ベアリングを打ち込む

 新品のベアリングを適当なディープソケットを使ってプラハンで軽く叩いたらすんなり入っていった。
 元通りに組付け、エンジン始動。
 バッチリ、といいたいけれど、若干振動が増えたかな。
 

プラグが壊れた

 しばらくすると、謎のエンジン停止。
 プラグを外してみると、絶縁体が本体から離れて電極を覆ってしまっている。これじゃあ火花が飛ばない。
 チェンソーのプラグが番手1番違うけど同形状だったので、臨時に外して取り付けると一発始動。しかしプラグってこんな壊れ方もするのか、振動が大きすぎて変なダメージを与えてしまったか。

クラッチドラムがもげる

 その後3時間くらいは快調に使えていたものの、竹藪エリアの硬い笹を刈るためにエンジン回転を最高に上げたらまた空回り。

 再度ハウジングを開けるとクラッチドラムのシャフトが・・・ちぎれてる。

 ベアリングケースが熱で溶け広がったとはいえ、回転軸の中心から均等に拡大するわけはないから、回転の芯にズレがあるのだろう。微妙なズレの負荷がクラッチドラムに掛かってシャフトが折れたようだ。

シャフトを溶接

 ちぎれたシャフトを溶接。
 垂直を出すためにボール盤を使って仮固定している。 
 
 しかし溶接が下手なのもあるけれど、どう考えても元通りの強度が確保できたとは思えない。10分ほど低回転では草刈りできたけれど、高回転にするとやっぱりまたちぎれた。。。

あきらめた

 15年にわたり良き相棒を務めてくれて、いまだにエンジンは一発始動なんだけれど、残念ながらこれまでのようだ。

 ホームセンターをハシゴして安い草刈機を探すけれど、エンジン式で9,800円というのはなく、一番安いものでも15,000円はする。迷っているところで立ち寄ったコメリで充電式が5,980円で売られているのを発見。

 どうもリチウムイオン充電池が18vか36vが最近の主流のようだ。36vのチップソー直径は230mmでエンジン式と同じ、しかし重さもエンジン式と同じくらい。18vのチップソー直径は160mmしかないけれど軽くて扱いやすそう。18vは1万円台前半、36vは3万円が相場で、これならエンジン式のほうが安くていいと思っていたけれど、一昔前の14v品が在庫処分で相場の半値。多少パワーは落ちるけど半値ならいいか、と購入。
 
 カインズホームで5年ほど前に3,980円(バッテリー別)で買った充電式草刈機は、非力で笹など硬い草には全く歯が立たなかった。
 同じ14.4vなのであまり期待していなかったけれど、モーターが全然違うようで太い笹や3cm位の灌木もスパスパ切れる。チップソーの直径が160mmとエンジン式の230mmに比べ小さいので、一振りで刈れる量は少ないけれど、軽いので早く振って回数でカバーすれば能率もエンジン式に比べそんなに悪くはない。そして静かで疲れず取り回しが良い。

 バッテリーが20分ちょいしか保たないのが唯一の弱点、なのでもう1台買った。
 3,000円でバッテリーパックを買い増しするなら、バッテリー付き5,980円のほうが得と考えた。連続運転時間を減らせば長持ちするし、片方はナイロンカッター仕様にして使い分けたり柔軟な運用ができる。

 シャフトが折れてから3年、修理を繰り返して粘っている間にリチウムイオン充電式草刈機の値段が下がり、掘り出し物に出会えた。結局修理しきれなかったけれど、納得の世代交代ができて満足。

トマトがやっとなりだした

 普段なら7月初旬から楽しめるトマトが、7月の長雨でちっとも実をつけず、根腐れして枯れるものも多かった。
 8月になってやっと日差しが戻ったとたん、一斉に実をつけ始めた。

つるむらさきが好調

 アブラナ科の葉物は梅雨に入ると腐ってしまうけれど、つるむらさきは長雨も真夏の暑さもどこ吹く風といった感じで元気に成長中。
 白菜、キャベツ、小松菜など寒さには強いけれど暑さには弱い。葉物が不足する真夏の貴重な葉っぱだ。

野菜自給率100パーセント

 8月に入ってからは野菜を買うことがなくなった。10月までは最も収穫が豊富な季節、毎日新鮮な野菜が味わえてサイコーだし、新兵器のリチウムイオン草刈機で畑の草刈りも楽々。エンジン式に比べ半分程度の軽さなので取り回しがよく、畝間やマルチのキワなど狭い場所もギリギリまで刈れるようになり除草作業が格段に楽になった。